昨夜のNHKスペシャル”食べて治す 患者を支える栄養サポートチーム(NST)”を見て残念と期待が入り混じった。
実は、昨年私と女房の父を相次いで亡くした。
それぞれ父は病院で息を引き取ったが、その状況は似ていた。
口に食べ物を一切入れさせないで点滴だけの栄養補給であったが、体重が極端に減ってしまい腕・足は筋肉がなくなり骨と皮だけになってしまった。
昨日の尾鷲病院の栄養サポートチーム(NST)では、患者の消費カロリーを計算して食べやすくした食物をなるべく口から摂取させる。ないしは食べられない場合は胃から流動食を入れていた。
栄養サポートチームの説明では、小腸にある柔突起が食べ物の栄養を吸収すると同時に、柔突起の免疫細胞が雑菌の進入を阻止する。この作用が体全体の免疫力を維持、高めていくと言う。
点滴だけだと柔突起そのものが衰え、破壊されてしまうと言う。
亡くなった父のことを考えると、入院していた病院ではカロリー計算しているなど全く聞いていない。
食べ物を食べさせてはならないと、注意もされていた。
素人の目から考えても、ここまでなぜ痩せさせることが必要なのか、2人の父の最後の体形が似ていて非常に疑問があった。
高齢の中で体重が大幅に減らされ、体力や免疫力が無くなって行けば向かう先は限られる。
これを考えると2人の死は非常に残念でならない。
これから入院する場合の病院の選択肢には、この栄養サポートチーム(NST)の有無が欠かせないと私ならそう考える。
残念ながら日本国内の病院で栄養サポートチーム(NST)を立ち上げて機能しているところは少ないようだ。
尾鷲病院の場合、栄養サポートチーム(NST)の顧問医師を中心に既存の医者や看護士や栄養士をやりくりしてチームを立ち上げやっと機能し始めていると紹介されていた。
厚生労働省もやっと重い腰をあげて栄養サポートチーム(NST)を考えるようになるらしい。
早く多くの病院で栄養サポートチーム(NST)を実現してほしいと期待したい。
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